新・暮らしの経済手帖 ~時評編~

わたしたちの暮らしを大切にするための経済解説サイトを目指して開設しました。こちらは時評編で基礎知識編もあります。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本はいま「滅びの40年」に向かっているのか ~半藤一利氏の「40年史観」~

「日本のいちばん長い日」や「ノモンハンの夏」などで知られた作家の半藤一利氏ですが、この方は日本という国は明治維新以後から40年ごとに興廃を繰り返しているという「40年史観」を持っていらっしゃることで有名です。 半藤氏は明治政府樹立から40年後であ…

国民の「暮らし」に無関心な左派系野党

少し多忙だったのと、やや無気力気味で思考力が低下していたことが重なり、半月ぶりのブログ投稿となります。 経済状況を見ていると、日本に限らず世界全体で雲行きがどんどん怪しくなってきており、本来ならば金融緩和政策と財政拡大政策を積極的に進めない…

防災はある「線引き」があることを示していくべきだ

今回は「ちぐはぐな防災観が命を奪う危険性」の続編です。 上の記事は木村貴氏が書いた防災に関する記事についての批判でしたが、付け加えたいことがあります。 wezz-y.com それは「防災は行政任せにしてはいけない」「行政による(堤防などのハードを中心と…

ちぐはぐな防災観が命を奪う危険性

先月の台風19号は日本各地で大きな被害をもたらしましたが、その直後から防災について声をあげる人があちこちで出てきました。正直防災の話となると非常に政治的な話で、議論をしても冷静さを見失いがちになります。 私自身も若かりし頃より、自民党田中派を…

緊縮レジーム復活と企業の投資・雇用意欲低下の兆候

昨年末から今年初めあたりから、これまで堅調だった景気の雲行きが怪しくなってきています。異次元金融緩和を中心としたアベノミクスによって民間企業が積極投資をするようになり、雇用がかなりよくなりましたが、それにも陰りが目立ちかけています。海外に…

国民に「負の暗示(パラノイア)」を与え続けた財務省と日銀

前回は大前研一氏に対する批判を書きました。 この方は「日本は低欲望化社会になった」ために、モノやサービスを消費する意欲が低下し、そのために金融緩和とか財政拡大政策をやっても効果が出なくなってしまっているのだなどと言っています。そしてクルーグ…