新・暮らしの経済手帖 ~時評編~

わたしたちの暮らしを大切にするための経済解説サイトを目指して開設しました。こちらは時評編で基礎知識編もあります。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

相反するコロナ感染拡大防止策と経済活動維持

3月末に急速なコロナウィルス感染拡大が進み、令和2年4月7日に政府が緊急事態宣言を発令しました。未だワクチンの開発が進んでいない現在において感染症の拡大を防ぎ、医療崩壊を避けるためには人と人の接触を減らすしかありません。ところが経済活動という…

給付付き税額控除の考え方が理解できない人たち

前回の記事「現金一律給付の妨害で顕かになった戦時中の軍部と変わらない財務省の体質 」で書いたように、安倍政権は不評だった現金30万円給付ただし急激な所得激減があった世帯のみという案をひっくり返し、国民全員ひとりあたり10万円無条件給付を打ち出し…

現金一律給付の妨害で顕かになった戦時中の軍部と変わらない財務省の体質

「コロナウィルスという敵と闘う戦士たちを支えるロジスティクス 」「迅速性が欠けるコロナ休業補償 」につづくコロナ対策についての記事です。今回の記事を含め三部作構成でまとめていますが、現在感染拡大阻止のための外出自粛等で所得急減や資金繰り悪化…

迅速性が欠けるコロナ休業補償

前回の記事「コロナウィルスという敵と闘う戦士たちを支えるロジスティクス 」はいま起きているコロナウィルス感染拡大を戦争と位置づけ、その戦争の最前線に立つ兵士というべき民間事業者や個人へのモノやサービス、お金といった物資補給を滞りなく進めるロ…

コロナウィルスという敵と闘う戦士たちを支えるロジスティクス

コロナ感染拡大でアメリカやヨーロッパなどの国々は外出や移動、そして人との交流が大きく制限され、経済活動が著しく抑制されています。日本においても感染がひどい欧米諸国で行われている都市封鎖(ロックダウン)ほど徹底はしていませんが、4月7日に安倍…

大型財政出動の財源は大丈夫?→心配いりません!

コロナショックで多くの国々が経済麻痺状態におかれています。イタリアでは感染拡大がひどく、市民の外出の制限や店舗などの休業、都市閉鎖まで行っていますが、多くの人々が仕事をすることができず、収入が途絶えてしまっています。僅かな貯金さえ食い潰し…

現実味が出てきてしまった令和恐慌

コロナウィルスの猛威とその抑制を引き換えにした経済活動の自粛・抑制によって、欧米では経済マヒと言っていい状況に陥っています。 アメリカではなんとコロナ禍で失業率が30%超ととんでもない状況に陥っています。コロナショックといえば部品供給停止や従…

なぜ各国はコロナショックで財政出動と金融緩和を全開にするのか?

今回の記事は「新・暮らしの経済手帖 時評編」・「新・暮らしの経済手帖 基礎知識編」同時掲載です。 コロナウィルスの感染が世界全体に拡大しており、感染源の中国周辺の国だけではなく、アメリカやヨーロッパ、イラクにまでその被害が及んでいます。とくに…