新・暮らしの経済手帖 ~時評編~

わたしたちの暮らしを大切にするための経済解説サイトを目指して開設しました。こちらは時評編で基礎知識編もあります。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

野田聖子・・・・・こいつも終わっとる

自民党の野田聖子総務相が安倍政権の異次元緩和政策を批判していたというので当該の新聞記事を読んでみました。 朝日新聞「野田総務相、異次元緩和を批判 「一度立ち止まっても」 https://www.asahi.com/articles/ASL4W46D4L4WULFA018.html 記事引用 野田聖…

財務官僚が煽る国家財政危機の嘘 その2 GDPとプライマリーバランス・債務残高

「財政危機とはいったいどういう状況を意味するのか 」で財政危機とは経済学的にどういう状況のことを指すのかについて説明しました。それは債務と名目GDPの比率がワニの口のように開き続ける(発散する)ことです。稼ぎも資産もないのに借金だけがぶくぶ…

財務官僚が煽る国家財政危機の嘘 その1 バランスシートから

「日本の国家財政は危機的状況にある」 これは20年以上も前、いやその前からずっと大蔵官僚をはじめ、政治家や学者、マスコミ等を通じて国民に吹き込まれ続けました。1995年11月の村山富市内閣時代に、当時の武村正義大蔵大臣の口より「財政危機宣言」が出さ…

トロイの木馬に感染したかのように自国産業や国防が蝕まれていく日本

自分は経済問題の方はかなり重要視していますが、正直言って政治・・・・その中でも政局の話はなるべくなら聞きたくもないですし、見たくもありません。スキャンダル報道ほど中身がなく薄っぺらなものはないのです。所詮は誰と誰が仲間でどことどこが敵だと…

財政危機とはいったいどういう状況を意味するのか

「税と国家財政問題 」編ですが、よく経済学者やマスコミ・政治家・そして財務省などが、ヒステリックにといってもいいぐらい国民に危機感を煽り立てている財政危機とはいったい何なのかということを最初に定義づけておかねばなりません。その概念があやふや…

心配の仕方が間違っている国家財政問題

今回から「税と国家財政問題 」です。このサイトでは多くの方がいちばん気にしているであろう経済問題を中心に取り上げていくようにしていますが、国家財政問題は多くのマスコミや政治家の口から「日本の国家財政は危機的状況にある」と聞かされているだけに…

貨幣や負債の量ばかりに目を奪われるな ~ハイパーインフレ編のまとめにかえて~

これまで発生してきた悪性インフレの事例を検証してきた「ハイパーインフレについて 」編ですが、まとめに入ります。こちらが気がついたハイパーインフレ(それに準ずる急性的かつ悪性なインフレも含む)の発生要因は既に述べましたが次のとおりです。 1 人…

供給側の劣化が招いたスタグフレーション

「ハイパーインフレについて 」編ですが、不況で雇用が悪化しているにも関わらず物価高騰が進むというスタグフレーションという現象についても取り上げます。この奇妙な現象が起きたのは1970年代から1980年代のアメリカやヨーロッパが中心です。1973年(第1…

現在の日本でハイパーインフレが起きる可能性は小さいが

前回の記事「「リフレーション政策でハイパーインフレ」なんてバカげている 」では量的緩和や日銀国債買受といった財政ファイナンスといった手法でハイパーインフレを起こすなどという話は荒唐無稽もいいところだと話しました。 戦時中に日本の軍部が戦時国…

「リフレーション政策でハイパーインフレ」なんてバカげている

このサイトでリフレーション政策とアベノミクスについて解説させていただきました。 「アベノミクスとリフレ政策 」 リフレーション政策は深刻な不況に陥ってデフレ状態(物価下落と経済活動停滞が慢性化)となっているときに、本来もっとも健全な経済状態で…

経済政策にまったく期待が持てない岸田文雄・石破茂・小泉進次郎

前々回の記事「モリカケ騒動で失う大きな国益」の補足的内容です。 この記事で次のことを述べました。 「仮に安倍政権が倒れ、その後総理の座につくのは岸田文雄氏や石破茂などではないかと囁かれていますが、金融政策をはじめとする彼らの経済政策の認識は…

軍部が引き起こした軍事費の膨張とと終戦後のハイパーインフレ

中南米で起きたハイパーインフレの事例検証から一転して第2次世界大戦後に日本で起きた悪性インフレについて述べます。このことは既に「恐慌を食い止めよ その5 ヘリコプターマネーは禁じ手か? インフレターゲットの重要性 」と「通貨改革というプログラム…