新・暮らしの経済手帖 ~時評編~

わたしたちの暮らしを大切にするための経済解説サイトを目指して開設しました。こちらは時評編で基礎知識編もあります。

トロイの木馬に感染したかのように自国産業や国防が蝕まれていく日本

自分は経済問題の方はかなり重要視していますが、正直言って政治・・・・その中でも政局の話はなるべくなら聞きたくもないですし、見たくもありません。スキャンダル報道ほど中身がなく薄っぺらなものはないのです。所詮は誰と誰が仲間でどことどこが敵だとか、誰が天下をとるかとらないかなどという話は我々にとってどうでもいいことなのです。昨年から延々と続くモリカケ(スパ)騒ぎの本質は国民の生活状況どころか国家の安全までもどうでもいいと考えている自己中心的な政治家と己の権益拡大しか興味のない官僚、そして彼らにくっついて情報をもらうことしか考えていない甘えたマスコミが生み出したコップの中の争いでしかないのです。

こうした腐敗の元凶は財務省をはじめとする役人の専横にあります。政治家やマスコミは所詮彼らの将棋の駒でしかありません。日頃より財務省を中心とする官僚は彼らが欲しがる情報を出すことによってマスコミを餌付けしておきます。官僚が記者にリークや悪口を吹き込み、記事化させることによって都合の悪い政治家や政党を潰すようなことをやってきました。政治家は役人に逆らうとスキャンダルをでっち上げられて潰されるのがわかっているので、役人の言う通りにしか動かなくなります。役人にとって政治家は「帽子」なのです。

その結果がほとんどの政治家が消費税引き上げをはじめとする増税論者と国民の生活に関わる歳出を削り落とす緊縮財政派ばかりになってしまい、安倍政権が崩壊した後にはとんでもないシバキ財政が待ち受けているという恐ろしい状況を生み出しています。数年以内に消費税は10%引き上げに留まらず15%~20%にすべきだという話が出てくるでしょう。年金などの社会保障給付もいまの安倍政権以上に非情な削減が断行されることを覚悟しないといけません。5年前から続けてきた金融緩和政策は中途半端なところで中断され、企業の投資冷え込みと雇用縮小が再びはじまる可能性が高いです。日本の産業はボロボロに劣化して、国民全体に貧困の津波が襲ってきます。日本人はやがて海外から安い農産物を買い占めて鱈腹食い漁るようなことはできなくなっていくでしょう。「円安になって輸入品が高くなったら金融緩和をやめて円高に戻せばいい」などという寝ぼけた発想は通用しません。国際競争力の劣化が招く通貨安は金融引き締めで阻止できると思ったら大甘です。

外では北朝鮮や中国といった軍事独裁政権が覇権主義を推し進め、隙あらば隣国を軍事的にだけではなく経済的にも支配し従属国化させそうと狙っています。韓国は朴槿恵・前大統領や李明博元大統領を汚職容疑で失脚させたり逮捕して、現在かなり左寄りの文在寅が大統領に就任して北朝鮮寄りの外交態度をとっていますが、これは北朝鮮側の乗っ取り工作によるものでしょう。日本も例外ではありません。左右問わず感情だけで表層的な報道だけに振り回されていると知らず知らずのうちに他国の煽動工作に加担してしまうということになりかねないのです。モリカケスパは他国にとって利用しやすいスキャンダルでしょう。

森友学園に纏わる問題は元を辿ると結局は役人側の行政ミスや不正行為です。それを強引に政治家の責任に結び付けようというマスコミや左派系野党・自民反乱分子の浅ましさに閉口せざるえません。彼らは国民の生活や安全に対する関心がゼロです。

アメリカのシリア攻撃や中国・北朝鮮の動きと各国首脳の対応に関する報道よりも、モリカケやら政局争い、スキャンダル報道の方が圧倒的に多いという日本・・・・・・

マスコミや野党・石破らをはじめとする自民反乱分子の内向き思考と盆暗ぶりに恐怖感を覚えざるえません。
来年あたりこの国はどうなっているでしょうか?東京オリンピックどころではないかも知れませんね。

~お知らせ~
今後日本の政局や北朝鮮問題についての論考は下記ブログで掲載していきます。

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